cicahouse’s diary

鹿で結ぶモノづくり集団のブログ

土のお話しfinal

どうも農業回です👩‍🌾

最近ようやく西粟倉でも雪が積もりだしました⛄️

毎日寒い寒い言いながら作業してます!

さてさて

遂に今回で土の話を最後にしたいと思います!

前回までの話で、作物を育てやすいのは

"水捌けがよく、空気の循環している"土で

育てにくいのは

"水捌け悪く、空気の循環していない"土でしたね

いよいよ今回『遷移』についてお話しします。

f:id:cicahouse:20200212230449j:plain

あっ違うか🤭

前回の最後に育てにくい土でもダメでは無いと言った理由から

野菜に限らず、植物全てに言えることですが

植物によって育ちやすい環境は違うからです‼️

例えばお米なんかは、水捌けがいい所だと水が足りないので

水捌けがある程度悪くないといけません。

トマトは元々高原野菜なので、水捌けが悪いと根腐れしてしまいます。

大体農家の皆さんはトマトに雨除けを付けるくらいです。

f:id:cicahouse:20200212231520j:plain

などなど野菜の種類をあげればキリがないので、代表的な野菜を例としました。

なので、野菜の種を撒く時に気をつけているのは

●その野菜どういう所で育ってきたのか…

●どういう環境が好きなのか…

●何科なのか…

●今植えようと思っている畑はその環境に似ているのか?

などなどを考えて、計画を立てています。

今植えよう思っている畑が、どんな環境なのか?

それを見分けるポイントは、土の状態ももちろん見ますが

どんな"雑草"が生えているか

これを気にして見ています!

背の高い雑草が多く生えていたら

まだ土が硬いんだなと判断します

f:id:cicahouse:20200212232401j:plain

スギナやクローバー、豆科の雑草が増えてきたら

栄養分が増えてきたな!と判断します

f:id:cicahouse:20200212232849j:plain

↑写真はスギナと言う雑草です

最後に背が低く横広がりしている雑草が多くなったら

かなり成長した土になった‼️と判断します

f:id:cicahouse:20200212233052j:plain

↑写真はスベリヒユと言う雑草で、なんと食べれます😋

ここで、増えてきたらとか、多くなった

ってどう言うこと?

畑に生える雑草とか、ずっと同じ種類ばっかでしょ?

と思う方もいると思いますし、あっそう興味ない笑

と言う方もいると思います。

かくいう私も農業するまでは、あっそう興味ない笑

って思ってましたので笑笑

ここでようやく『遷移』です。

土はどんな土でも最終的に森ができる状態の土になろうとする

特性があるのです!

この現象を、『遷移』正しくは『植物遷移』と言います。

どんな土地でも土の中には無数の種類の植物の種が

存在しています。

そしてその種が、今の環境ならば芽を出せる‼️

もしくは、自分の出番だ‼️

と感じて発芽します。

そして枯れて土に還る事によりその土地に栄養価を与えて

次の段階に進むように促します。

それを繰り返すと最終的に森になる事ができるのです。

生えてくる雑草は今の土のレベルに応じて、役割を果たして

バトンタッチを繰り返すんですね。

しかも抜け目ないのが、もし環境が悪くなった時のために

自分の子孫をその土地に残していきますからね‼️

よく仕事ができる!笑

それぞれのレベルの役割は

まず背の高い主にイネ科の雑草達が硬い土を柔らかくする為に

縦に根っこを伸ばします。

そして次に不足している栄養素を補う為の植物が芽を出し

枯れ果てて土に還って栄養素を与えます。

もちろんこの時も種はしっかり残します。

最後に横に根を張って、縦横柔らかくなる様にしてすれます。

以上を踏まえて、毎回この畑にはこの種を撒こう‼️

としています(^^)

この話を初めて聞いた時、私はどんな物にも意味があって

存在しているんだ…

と感動しました。

…まあどう感じるかは、人それぞれですけどね笑

という事で今回はこの辺で‼️

次回からのネタがないな〜

それでは👋