cicahouse’s diary

鹿で結ぶモノづくり集団のブログ

皮から革へ、、、

こんにちは!!

 

かばん屋です!!

 

最近は残暑がきびしいですね~!!

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今さらなんですが、夏バテぎみです、、、。笑

 

今日は、皮と革の違いをご説明しようと思います~!!

 

皮と革の違いっ知っていますか?

 

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そうなんです!!

結構、違いを知らない方がいるんですよ~!!

 

まず大事なことは、

生の皮を腐らないように加工したものが革なんです!!

そして、その加工の事を鞣す(なめす)といいます!

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なめしは革の事を知るのに重要なワードです!!

では、詳しく工程を書いていきます~!!

 

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ドラムと呼ばれる機械。皮を入れて回転させながら鞣していく。

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こちらもドラム。工場によって様々なドラムがある。

 

「なめし」とは生ものである皮を製品加工に適した状態にするため防腐性や柔軟性を保持させる処理のこと。

 

A.タンニンなめし

天然成分を使用してなめすため、人にも環境にもやさしい方法。質感は固めで水に弱く汚れやすいが、時間とともに変化する革を楽しむことができる。

B.クロムなめし

化学薬品を使い一度にたくさんの量を短時間で処理できる方法。比較的柔軟で変形・変色が少ないが、アレルギー反応を起こす場合がある。

 

 

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染色している様子

「なめし」後にさらに「仕上げ」の方法によって質感は同じ動物の皮でも変わってくる。

A.ヌメ革

タンニンなめしを行った後、染色や表面加工を一切行わない革。革の風合いが色濃く残る。

B.オイルレザー

オイルを染み込ませ仕上げた革。ヌメ革より水や汚れに強く使いやすい。

C.染め革

染色後、着色剤や仕上剤などをほとんど使わず仕上げた革。革本来の風合いが活かされる。

 

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吊り乾燥してる様子。

なめしをして染色した革は濡れています。

なので、乾燥させる必要があります。

吊り乾燥は、1枚1枚棒にかけて自然乾燥させます。

そして、ネット張り乾燥をさせます。

これは、繊維方向の縮まった革を平らにする為に行います。

 

こういった工程を行い皮から革へとなっていきます!!

 

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こういった丁寧な工程を経て、私はかばんを作っております!!

 

ちなみに、加工工場の事をタンナーと呼びます!!

(ネットから拝借、、、)

タンナーとは、皮を革にする人・会社・所の事を言います。 一般的にはなめし革業者とか皮革製造業者と言われています。 なめし(鞣し)という処理を行いますが、そのなめしを行うのです。 なめしは英語でtan(タン)と言い、それを行う者ですからtanner(タンナー)と言うわけですね。

 

はい、今回は以上になります~!!

それではまた次回~