札幌市ヒグマ駆除批判を考える/最近のBGM
どもども猟師回です。
今日は8/14日に北海道札幌市南区での雌ヒグマ駆除における批判で思う事を書きたいと思います。
ニュースソースは以下の2点
ヒグマ駆除に道外中心批判200件 札幌市対応に苦慮 (2019年8月26日) - エキサイトニュース
クマ射殺、札幌市に意見300件 大半は北海道外からの抗議(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
ニュースをざっくりまとめ
札幌市のヒグマ目撃件数
4月~8月23日までに174件(昨年度 137件)と大幅増
14日に南区に頻繁に現れていた雌ヒグマを射殺
21日までに全国から600件の意見があり内200件は批判的な意見
「殺処分すべきではない」「麻酔銃を使って山に返すべきでは」
その批判的意見の殆どが北海道外から
その後も同地域ではヒグマの目撃が相次いでいる
僕は正しい対応をしたと思う
市は「人命を最優先した。不測の事態を招く恐れがあるクマの駆除はやむを得ない」
僕たちが便利なコンビニやレストランに行くように、ヒグマもいつでもエサが
ある所や、美味しい物がある所に行きます(ヒグマに限らず生き物は)
麻酔銃で眠らせようが、遠くに放そうが知ってしまったヒグマは戻ってくるんです。
(オスのヒグマの行動範囲は100Kmにもなる様です)
今はたまたま人に出会わなかっただけで、運悪く人に出会うと、熊も興奮して人を襲ってしまいます。
最悪の事態を想定しての処置なので十分理解出来る事です。
批判は主に道外から
ここがすごく寂しいですよ。もちろん批判の全てを見たわけではないのですが、
凄くうがった見方なんですが、動物園の熊をイメージして「かわいそう」の気持ちだけで批判してる気がしていてなんかモヤっとするんです。
かわいそうかも知れませんが、怖い事も知ってほしい。
タヌキでさえ全力で威嚇されるとたじろいてしまいます。怖いです
熊の方から人の生活圏に入って来ている訳で
僕たち人間が生活を守る為に、戦うのは至極当然で正しい行動だと思います。
住み分けは大切
熊でも鹿でも猪でも共通しているのですが、
やっぱり住み分けって大事にしないといけないんです
「熊・猪・鹿etc」と 「人」が住む境目を分けてあげないとお互い不幸になる
その役割を猟師が担えると思っています。
モチロン、野生鳥獣が寄り付かない、味を覚えないようにする努力も大切です
もしかしたら、一方的に狩る、駆除するというイメージでかわいそうとか言われるのかもしれませんが、
僕の中では猟師の方が不利だと思っています、彼らだって馬鹿じゃない、
そうそう簡単に捕まりません。こっちがチャレンジャーです
PILOT BONE WORKS テラシタ
気になった曲
やけのはら の「SUPA RECYCLE」
やけのはらって今までは七尾旅人とのRolin'Rolinのイメージしか知らなかったんですが
アルバムをprimemusicで聞いてると
「粗大ゴミを 宝に変える 醍醐味ー」
がツボってツボって。youtubeに音源が無いのが残念
代わりに「自己嫌悪」
最近の脳内BGM テラシタ